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    NANA

    NANA
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    作品情報
    東京行きの列車の中で隣り合わせ、同じ“NANA”という名前を持つことから意気投合した小松奈々と大崎ナナは、その後偶然再会し、共同生活を送ることに。奈々(通称ハチ)は、恋人の章司や友人達に助けられながら、東京での生活をスタート。一方ナナは、元恋人で、今は超人気バンド“トラネス”のギタリストとなったレンに対する想いを抱えながら、パンクバンド“ブラスト”のヴォーカルとしてメジャーデビューを目指す。二人の“ナナ”と、彼女らを取り巻く人々の恋や友情、夢の行方は? そして、彼女らを待ち受ける運命とは…。

    エピソード

    • #1

      #1

      地元の女子高を卒業して2年。ごく普通の家庭に育った20歳の小松奈々が、今、新幹線で向かおうとしている先は東京だった。奈々がなぜ東京を目指しているのかというと、それは高校を卒業した後、1年間通った美術系の専門学校で知り合った大好きなカレ・遠藤章司に会うこと。1年前、美大を目指して上京した章司は、一浪してこの春、晴れて合格した。再会を目指してせっせとバイトをしてお金を貯めてきた奈々は、ようやく章司がいる街で暮らせると思ったのだ…

    • #2

      #2

      地方のある街で育った奈々は、ごく普通の家庭の三人姉妹の次女。淳子は、奈々が県内の女子高に進学した時に仲良くなった親友だった。出会いなど望めないと落胆して入学した女子高での奈々の高校生活は、恋に始まり恋に終わったといっても過言ではなかった。美術の教師に憧れて淳子と一緒に美術部に入った奈々は、その後、レンタルビデオ屋の店員、ファミレスのシェフ、宅配ピザ屋と次々に一目惚れ。そして、3年生の夏の初め、浅野崇という自称29歳のサラリーマンと不倫の恋に落ちた…

    • #3

      #3

      地元の美術系の専門学校に通いながら楽しく盛り上がる奈々、淳子、章司、京助の4人。夏には揃って海水浴などに行き、若さを爆発させる。だが、淳子と京助がラブラブなのに対し、奈々と章司の表情がさえない。実は、淳子が、すぐに恋に走る奈々に、まず友達関係からスタートするようアドバイス。奈々は、そのアドバイスを守り、一方的に章司に“友達宣言”をしていた。このため、章司は、奈々が好きでありながら、ホテルの同じ部屋に2人だけで泊まることになっても手すら出せなくなったのだ…

    • #4

      #4

      東京の夜の路上で、捜しにきた章司と涙の仲直りをした奈々。そのままホテルに戻った奈々は、京助と一緒らしい淳子からカバンを渡され、章司と同じ部屋に泊まることになった。だが、愛し合っているにもかかわらず、2人の間にそのムードはまるでない。そんな中、章司は、自分が浪人中に奈々が東京にいても何もしてやれない、と素直に自分の考えを明かした。その優しい胸の内を知った奈々は、章司が浪人している間に、地元で上京した際の資金を貯めると約束。2人は1年後の愛を誓い合った。やがて、地元に戻った奈々は、遠距離恋愛に耐えながら1年後の章司との再会を目指し、懸命にバイトを始めた――

    • #5

      #5

      ナナが、レンとヤス、ノブの作ったバンド『ブラスト』のボーカルになったきっかけは、全くの偶然からだった。レンが新しいバンドの女性ボーカルを捜していた時に、たまたまノブの家に借りていたCDを返しにいったナナは、そこにいたレンの目に留まりボーカルに誘われる。ライブハウスでレンを一目見た時からレンに憧れていたナナは、それ以降、レンのため、そして、何より自分のためにマイクを握ってきた…

    • #6

      #6

      「ねえ、ナナ。あたし達の出会いを覚えてる?あたしは運命とか信じちゃうタチだから、これはやっぱり運命だと思う…笑ってもいいよ」707号室の中で、奈々はナナに初めて会った時の事を思い出していた。奈々が章司から“サクラサク”の合格メールを受け取った場所は、バイト先のビデオ屋のカウンターの中だった。即バイトを辞め、笑顔で家に戻った奈々は、荷物をまとめて東京行きの新幹線に飛び乗る。そして、そこで奈々は、ギターを持って同じく東京に向かうナナと出会った…

    • #7

      #7

      奈々とナナの2人が気に入ってしまった707号室。2人ともこの部屋を気に入っていると気付いた奈々を案内してきた不動産屋の安藤は、2人が顔見知りだったと知り、部屋をシェアして借りたらどうかと勧めた。幸い707号室内の2部屋は、“振り分け”の設計になっており、風呂もキッチンも広い。そして、なによりシェアをすれば、家賃は半分ずつですむのだ。奈々はこの提案をあっさりOKし、ナナも続いて了承。仲良く握手をした2人のNANAは、雪の新幹線からの不思議な縁で一緒に暮らすことになった…

    • #8

      #8

      707号室に落ち着いたナナと奈々。だが、身の回りの品を揃えるために買い物に出た2人は、すぐに互いの性格、好み、感性などがまるで違うことに気付いた。100円ショップで売っているイチゴ柄のコップに感激する奈々に対し、モノには全くこだわらないナナ。奈々が妙に人なつっこく従順で、かつ世話がかかると知ったナナは、犬っぽいという理由で、“ハチ”と命名…

    • #9

      #9

      『サブリナ』に初出勤の日、奈々は、ナナと家の近所でプチピクニックを楽しんだ後、店に行った。その奈々の前に現れたのは、章司から話を聞いてやって来たという淳子。働いている奈々の姿を見て安心した様子の淳子は、章司の近況を報告する。淳子から、いつも思ってくれている章司をもっと大事にするようアドバイスされた奈々は、ちょっぴり考え込んだ…

    • #10

      #10

      ご近所の人たちの話から、家賃の安い707号室が“ワケあり物件”と判明。707号室内で殺人事件があったと思い込む奈々は、ナナやノブに報告し失笑される。そんな中、ノブと二人っきりになった奈々は、ナナが上京した理由を聞いた。ナナたちのグループが故郷でかなり人気のバンドだったこと、ヤスが腕の立つドラマーだったこと、ナナはプロのミュージシャンになりたいと思っていること――。奈々は、ナナの歌を大勢の人に聴いてもらいたい、そのためにはバンドの新メンバーを探してあげたい・・・、とメンバー探しなら手伝えるかもしれないと思った…

    • #11

      #11

      上京して1ヶ月。解放感から貯金をほとんど遣い果たしたことに気付いた奈々は、当面の生活費に困りナナに相談した。だが、ナナは、奈々の計画性のなさを責めるばかりでつれなく、助けを求めた淳子や京助の反応も冷たい。実家から届いたという米を淳子に分けてもらった奈々は、嬉しさ半分で給料日までの生活を考えた。まもなく、水越から食事に誘われた奈々は、食事の後、経営難から近々店を畳みたいと告げられた。突然の話にショックを受けた奈々は、章司の部屋にやってきた。そして、章司が留守だと知るや、その携帯に泣きながら電話をした…

    • #11.5

      #11.5

      総集編

    • #12

      #12

      駆け落ちしたと勘違いした実家の母・奈津子からの30万円の送金で、ホッと一息つく奈々。しかし、電話で「出戻ってこないで!」という奈津子の声を聞いた奈々は、自分が結婚のために東京に行ったと思われていると知り、ア然。その事もあり、4年後に大学を卒業する章司との結婚を真剣に考えた奈々は、今はしっかりお金を貯めようと思った。奈々が上京した後、「一緒に暮らそう」と言ってくれた章司。奈々は、そんな章司の優しい言葉を胸に、新しい仕事を探そうと決意した…

    • #13

      #13

      章司から、幸子との関係を打ち明けられた京助の反応は厳しかった。過去、何人もの女のコと付き合ってきた京助の現在の相手は、淳子だけ。その理由を聞かれた京助は、「淳子を失うのが怖いから」と答える。京助の真面目な表情を見た章司は、それ以上話を続けることが出来なかった…

    • #14

      #14

      章司から大切な話があると告げられた奈々は、自分の部屋でではなく、そのバイト先のファミレスの通用口で待った。章司のバイトが終わるまで1時間。帰ったと思わせて実は待っていたという意外性で章司を感激させようという奈々の作戦だ。付き合いのいいナナは、そんな奈々の可愛い胸の内を聞かされてニガ笑い。寒々とした夜空からいつしか雪が降り始めていた…

    • #15

      #15

      ナナらのライブ公演を翌日に控えた日、淳子と京助の話の内容は、もっぱら章司に捨てられた奈々のことだった。章司は完全に幸子にのめり込んでいて、奈々とヨリを戻す気配は全くなさそう。淳子らは、ナナのライブが終わったら、傷心の奈々が死ぬかもしれないと本気で心配した…

    • #16

      #16

      奈々の言葉に707号室を飛び出したナナは、美里をホテルに送り届けたものの、その後の行き場所に困った。ヤスの部屋を訪ねるが、理由を明かせぬまますぐに靴を履く。ナナがようやく部屋に戻ったのは、多摩川が朝日に輝く頃であった…

    • #17

      #17

      トラネスのレンがナナの元カレだと知った奈々は、ふとピアスや話し方など様々な点で2人がとても似通っていると気付いた。ファンクラブ会報の記事の中で、いつも首から下げている南京錠の鍵はなくした、と言っているレン。奈々は、ひょっとするとナナがその鍵を持っているのではないか、2人が心の隅でつながっているのではないか、とも思った。そして、レンとのことを聞けないまま、奈々は、ナナと共に、トラネスのライブが行われる故郷に向かった…

    • #18

      #18

      デビューして3年目のトラネスは、シングル、アルバム共にミリオンセラーの人気バンドだった。ボーカルのレイラの日本人離れした声量と音域の広さは群を抜いていて、その曲のほとんどをレンが書いていた…

    • #19

      #19

      ナナがレンに会いに行って2時間、奈々は実家のベッドの中で2人のことをいろいろと想像していた。女として幸せになって欲しいと願う奈々は、ナナが帰ってこなかったことから、きっと上手くいっていると考える。そして、奈々の予想通り、ナナはレンとの愛を復活させ、昔一緒に暮らしていた頃の思い出や、将来への夢を話していた…

    • #20

      #20

      707号室で行われた麻雀大会には、ノブ、シン、そして、トラネスのレン、タクミが集まり大いに盛り上がった。奈々は、かっこいいタクミやレンの普段の姿を目の当たりにして夢見心地。キッチンで憧れのタクミと言葉を交わした奈々は、緊張のあまりしどろもどろになり、包丁を持つ手が震えてしまうほどだった…

    • #21

      #21

      タクミの車に乗った奈々の脳裏に、“タクミはスケコマシらしい”とのナナの声がよぎった。奈々自身も、一回寝て捨てられるのがオチだと考えた。だが、ホテルのスイートルームで奈々は、一生に一度の思い出作りとばかり、あとさき考えず今の幸せに酔いしれた…

    • #21.5

      #21.5

      総集編

    • #22

      #22

      出版社をクビになって1ヶ月。そして、トラネスのツアーが最終日に近付いた頃、奈々は、デモンストレーターのバイトに励んでいた。七夕の夜、ナナたちの練習スタジオを訪ねた奈々は、みんなに仕事の内容を説明した…

    • #23

      #23

      突然、発覚した奈々とタクミの関係は、ブラストのメンバーに大きな衝撃を与えた。奈々に本気でホレてしまったノブは、目の前の宝物をいきなり強奪された思いで、同じくペットを横取りされたというシンと寂しさを紛らわす。シンから、奈々を奪い返すよう煽られたノブは、ダメモトで自分の思いを伝えようと心に決めた…

    • #24

      #24

      レコード会社からコンタクトがあった、とのヤスの報告を聞いたナナらブラストのメンバーは、お祭り騒ぎとなった。その会社は、業界大手のガイアミュージック。ガイア側は、次のライブの様子を見て、話を本格的に進めたいというのだ。ライブに絶対の自信を持つナナは、勝ったも同然と大はしゃぎ。当然、ナナらは、月末のライブに向け、気合の入った練習を開始した。ナナから話を聞いた奈々は、もちろん大喜びで、熱狂的なファンの美里にも連絡を入れた…

    • #25

      #25

      707号室を出て2週間、ナナは、大事なライブを控え、メンバーたちと毎日のようにスタジオ入りして練習を重ねていた。だが、そんなナナたちの心の隅には、いつもスタジオに顔を見せている奈々のことがあった…

    • #26

      #26

      ブラストのライブは、入口にファンの長蛇の列が出来る盛り上がりとなった。立ち見も出来ないほど混雑した会場の前の席に、美里と共に陣取った奈々は、回を重ねるほどに高まるその人気にめまいすら覚える。チケットはもちろん完売。ステージ上で圧倒的な存在感を発揮するブラスト見たさに、わざわざ飛行機でやってくるファンもいた…

    • #27

      #27

      ナナが、奈々の作った料理を持っていった先は、ノブのアパートだった。デザートのケーキまである料理を誰が作ったのかを悟り、奈々に冷たくしたことを反省するノブ。ナナは、料理を食べた後、シンやヤスにも食べさせるようノブに告げ、部屋を出た…

    • #28

      #28

      多摩川の川べりを手をつないで買い物に行き、キスをした奈々とノブ。だが、奈々の性格を知るノブは、自分の信念もあって、それ以上のことはしなかった。今、自分が暴走すれば、奈々は必ずタクミとの板挟みになって苦しむ――そう読んだノブは、グッと心を抑えたのだ…

    • #29

      #29

      ノブは奈々に、ナナやメンバーたちとの思い出を話した。メチャクチャ暗かった高校時代のナナに音楽への道案内をしたこと、レンにナナを紹介したこと――。正直に自分の弱さまで打ち明けるノブの話を聞いた奈々は、そばにいて、望む全てのことをしてあげたいと思った…

    • #30

      #30

      デビューの話に全く進展のないまま、ナナは、昼間引越し屋のバイトをやり、夜はバンドの練習をする毎日だった。週の半分くらいをレンの部屋で過ごしたがすれ違いも多く、会えるのはほんの束の間。2人でいると求め合う衝動を抑えきれないナナとレンに、ゆっくりとお互いのことを話し合う時間はなかった…

    • #31

      #31

      美里に体調の悪さを気付かれ、夏バテと答える奈々。だが、デビューを控えているナナに体調の悪さを知られたくない奈々は、美里にそのことを固く口止めした。産婦人科医院で診察を受けた奈々は、予想通り医師から妊娠6週目だと告げられた…

    • #32

      #32

      シンがレイラと、ヤスがナオキとそれぞれ会っている頃、タクミから衝撃的な連絡を受けたノブは、電話口で呆然となった。この様子を見て何か大変なこと起きたと察したナナは、ノブから携帯を奪い取りタクミと話す。ノブと一緒に707号室に至急戻ってきて欲しいと告げられたナナは、その時、まだ事情が飲み込めていなかった…

    • #33

      #33

      タクミに呼び出されたナナが向かった先は、奈々がいる707号室ではなくヤスのマンションだった。遊びに来ていたナオキが気を利かせて退散する中、ナナは、泣きながら奈々が妊娠した事実をヤスに伝えた…

    • #34

      #34

      奈々しかいないと思って帰った707号室にタクミがいると気付いたナナは、急に不機嫌になった。奈々が妊娠したことで我が物顔で部屋の中を歩き回るタクミ。無言でナナと目線を合わさない奈々。タクミはギクシャクした空気の中、ナナに大事な話があると言って、あっさり奈々と結婚することを伝えた…

    • #35

      #35

      ヤスが部屋にやって来たレイラから話を聞いている頃、レコーディングを控えたトラネスのスタジオは大騒ぎになっていた。関係者は、レイラが急に姿を消した原因が分からず右往左往するばかり。タクミは、レイラの世話役のマリに当り散らしていた…

    • #36

      #36

      レンの部屋に泊まり始めて9日目。奈々とのいさかいから707号室に戻れなくなったナナは、これからどうしようかと思いあぐねた。その自己中の性格から考えると、レコーディングが延びて宿舎に缶詰状態のタクミが、奈々にマメに連絡しているとはとても思えない。ナナは、奈々が707号室で何をしているのか気が気ではなかったのだ…

    • #36.5

      #36.5

      総集編

    • #37

      #37

      奈々が引っ越した、それもセレブの街・白金の住人になったと伝え聞いた淳子、京助、章司らは、自分の耳を疑った。そして、奈々の相手が、まさかトラネスのタクミとは思いもしなかった…

    • #38

      #38

      レンの腕の中で眠り、久しぶりに穏やかな気分で目覚めたナナは、その日、奈々に会いに行こうと決めた。奈々との思い出のイチゴ模様のグラスを2つとも割り、電話番号やメルアドが入っている携帯を水没させたにもかかわらず、何も覚えていないナナ。その後の奈々の反応を知ったナナは、「電話より会いに行ってやれ」というレンの言葉に従い、雨の中を白金のタクミのマンションへと向かった。午後は、トラネス全員が何本もの記者取材を受けているため、部屋には奈々しかいないはずなのだ…

    • #39

      #39

      ナナとレンの関係がワイドショーなどで大きく取り上げられたことから、トラネスやブラストの周辺は急に慌しくなった。タクミは、仕事が忙しかったこともあり、奈々にまで当り散らしイラ立ちを隠せない様子。まもなく、2人は、互いに相手の言葉尻に難クセをつけ、言い争いになった…

    • #40

      #40

      ナナとレンの仲がマスコミに取り上げられたことから、ガイヤレコードには、ブラストに関する問い合わせが殺到。様々な意見が飛び交う中、ガイヤ内ではブラストを早めにデビューさせようとする空気が強まった。制作部のスタッフと話をしてデビュー間近との感触を得たヤスは、ホテルに缶詰になっているナナたちに状況を説明する…

    • #41

      #41

      トラネスのメンバーたちをロンドンに残し、一足先に帰国したタクミが向かった先は、奈々の実家がある街のホテルだった。タクミの目的は、奈々の両親に結婚の挨拶をすること。奈津子らがその準備などで気を揉む中、奈々はそのホテルにチェックインするために向かった…

    • #42

      #42

      レコーディングを兼ねて強化合宿に入ったヤス、シンたちブラストのメンバーは、バンドの練習と湖での釣りに明け暮れる毎日だった。ロンドンにいるレイラとメール交換をしていたシンは、強化合宿の一番の目的がバンドのメンバーとスタッフの結束の強化だと教えられ、思わず納得する。スタッフに尻を叩かれたナナは、ボイストレーニングに励まざるを得なかった…

    • #43

      #43

      息苦しさを訴えて倒れたナナは、隣室の新人女優・美雨の話などから過呼吸らしいと判明。応急手当をした後、ヤスやノブたちによって医院に担ぎ込まれたナナは、予想通り過換気症候群<過呼吸>と診断された。医師の話によると、原因はストレスで、他に悪い所はなし。ナナは少しショックを受けながらも、みんなの優しさに涙が出る思いだった…

    • #44

      #44

      歌番組の生放送を前に、スタジオの入口で、リハーサルを終えたトラネスのメンバーと出会ったヤスは、レンの手が震えているのを目ざとく見つけてトイレに連れ込んだ。ポケットの中から大麻を取り上げたヤスは、レンを壁に押し付けて締め上げる。ナナがいないと不安定になるレンの性格を知っているヤスは、ナナも同じように過呼吸になっていることを打ち明けて叱り付ける。そして、ナナを奪う気はないことをレンに告げたヤスは、無理せず自分の思うようにやるようアドバイスした…

    • #45

      #45

      本番を直前に控え、ナナは、あの707号室で見守ってくれる奈々の姿を思い浮かべながら歌おうと決めた。余裕の態度で歌えば、奈々は必ず安心してくれる――ナナの心の中には、奈々しかなかった…

    • #46

      #46

      ノブと奈々を元のサヤに戻したいナナ。しかし、そう考えたのはシンも同じだった。ノブが花火大会に行くと知ったシンは、何としても奈々を奪い返すよう煽り立てる。ノブ自身も、奈々が寂しそうにしているようなら放ってはおけないと思っていた…

    • #47

      #47

      夜空に大輪の花火が咲き始める中、707号室では、ナナ、ヤス、シン、ノブの4人が奈々の到着を待ちわびていた。まもなく、みんなとマンションを出たナナは、シビレを切らして、奈々の携帯に直接電話を入れ、早く来るよう告げる。そんなナナに、泣きながら、ノブに会うのが怖い、と答える奈々。ノブに対する罪悪感がまだ奈々に残っていると察したナナは、「ノブなら来ていない」とウソをつく。そして、ヤスやシンが会いたがっているから、と早く来るよう促した…

    スタッフ

    • Cookie

      集英社
    • アニメーション制作

      マッドハウス
    • キャラクターデザイン

      濱田邦彦
    • プロデューサー

      中谷敏夫
    • 原作

      矢沢あい
    • 掲載誌

      Cookie(集英社)
    • 撮影監督

      増元由紀大
    • 監督

      浅香守生
    • 美術監督

      清水友幸
    • 色彩設計

      角本百合子
    • 製作

      集英社
    • 音楽

      長谷川智樹
    • 音響監督

      三間雅文
    • Cookie

      集英社

    キャスト

    • アキコ

      AKIKO
    • アキコの友達

      平田絵里子
    • シン

      石田彰
    • タクミ

      森川智之
    • タケ

      高戸靖広
    • タケダ

      高戸靖広
    • ナオキ

      勝杏里
    • ノブ

      関智一
    • ノボちゃん

      上田陽司
    • マサル

      勝沼紀義
    • マリ

      豊口めぐみ
    • ヤス

      川原慶久
    • レイラ

      平野綾
    • レイラ歌唱

      OLIVIA
    • レン

      木内秀信
    • 三宅

      四宮豪
    • 中村

      宮下栄治
    • 五郎

      石塚運昇
    • 京助

      諏訪部順一
    • 佐藤公一

      藤井啓輔
    • 倉田

      千葉進歩
    • 凌子

      木村亜希子
    • 坂上

      篠原恵美
    • 大崎ナナ

      朴璐美
    • 大崎ナナ歌唱

      土屋アンナ
    • 奈津子

      平松晶子
    • 奈緒

      岡村明美
    • 奈美

      ちか
    • 女性キャスター

      川瀬晶子
    • 小松奈々

      KAORI
    • 山岸

      黒田崇矢
    • 川野

      林一夫
    • 工藤

      田中正彦
    • 幸子

      小島めぐみ
    • 木下

      三戸耕三
    • 東医師

      てらそままさき
    • 松尾

      矢尾一樹
    • 淳子

      本田貴子
    • 甲斐

      坂口候一
    • 章司

      高橋広樹
    • 篠田美雨

      千葉紗子
    • 美加

      芝原チヤコ
    • 美里

      かないみか
    • 西本

      遊佐浩二
    • 金本社長

      若本規夫
    • 銀平

      立木文彦
    • 香坂百合

      すほうれいこ
    • レイラ(歌唱)

      OLIVIA
    • 大崎ナナ(歌唱)

      土屋アンナ

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    下町の定食屋「ゆきひら」では、今日も父・城一郎と息子・創真が料理対決を繰り広げていた――。中学を卒業したら実家「ゆきひら」で料理の修行をし、父を越える料理人を目指そうとしていた創真。だが突然の休業、そして父の提案により、日本屈指の料理学校「遠月茶寮料理學園」(遠月学園)の編入試験を受けることに。そこは最高峰の料理人だけを育てる、卒業到達率10%以下の超絶エリート校だった……。

    2015年

    ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZ

    ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZ

    TVアニメ「The Soultaker 〜魂狩〜」のスピンオフ作品の第2シリーズ。「わくちん界」で保管されていた破壊ウイルス「あんぐら〜」が脱走して地球に向かった。その再捕獲を命じられた見習い守護獣のムギまると出会った中原小麦は、魔法少女にさせられて地球を救うことになる。果たして、彼女の運命は!?

    2004年

    台風のノルダ

    台風のノルダ

    舞台はとある離島、文化祭前日の中学校。幼いころからずっと続けていた野球をやめたことがきっかけで親友の西条とケンカした東は、突如現れた赤い目をした不思議な少女ノルダと出会う。その頃、時を同じくして、観測史上最大級の台風が学校を襲おうとしていた──。

    2015年

    機動戦士ガンダム サンダーボルト

    機動戦士ガンダム サンダーボルト

    イオとの死闘を制したダリルは、ジオン残党軍の一員として地球にいた。彼は奪われたサイコ・ザクの情報を得るための諜報任務に就いていたのだ。 一方、新たな仲間と共に「サンダーボルト作戦」に参加したイオの前に、南洋同盟国境守備隊隊長を名乗るペール中佐が立ち塞がる。 海中で、氷原で、密林で繰り広げられる、ジオン、連邦、南洋同盟、三つ巴のモビルスーツ戦。 戦争はまだ、終わってはいなかった――。

    2015年

    撲殺天使ドクロちゃん

    撲殺天使ドクロちゃん

    普通の中学2年生である草壁桜(以降、桜)の机の引き出しから突然現れた天使・ドクロちゃん。桜を想うがあまり魔法のアイテム「エスカリボルグ」で撲殺してしまい、その度に謎の擬音(魔法?)「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」によって復活させる愛と涙の血みどろ物語。

    2005年

    かげきしょうじょ!!

    かげきしょうじょ!!

    未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ 歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!

    2021年

    ガラスの仮面ですが

    ガラスの仮面ですが

    本来は演劇の世界を舞台とした『ガラスの仮面』の登場人物が「もし他のシチュエーションで活躍したら…」というテーマで展開される、パロディ作品

    2013年

    劇場版 テイルズ オブ ヴェスペリア ~The First Strike~

    劇場版 テイルズ オブ ヴェスペリア ~The First Strike~

    帝国騎士団ナイレン隊に所属する新人騎士ユーリとフレン、そして先輩の双子姉妹騎士ヒスカとシャスティルはエアル異常噴出の調査とそれに伴う魔物撃退の任務をこなしていた。そんな中、シゾンタニア一帯を巻き込む大規模な異変が巻き起こる。やがて帝国の暗部を知った2人は、それぞれの『正義』を貫く覚悟を迫られる…。

    2009年

    かってに改蔵

    かってに改蔵

    虎馬(とらうま)高校2年生の主人公「勝 改蔵」は、元々天才で、ご近所からは神童と呼ばれていたが、羽美が改蔵を公園の遊具から突き落としてしまった事をきっかけに、現在は思い込みの激しい超変人になってしまった。ある日、ふとした事故で気を失った彼は、科学部部長「彩園 すず」の気まぐれ発言により、自分が改造人間になったと思い込んでしまう。こうして科学部改め科特部に所属することとなった彼は、様々な怪人(と決め付けたただの変人)と戦う決意をする。 後に、改蔵は幼少時代に地域のエリート塾「天才塾」に通っていたが、変人になり、おかしな言動をとるようになった結果、天才塾の崩壊、天才塾生達の変態化という事態を招いてしまうことになった事実が判明。

    2011年

    楽園追放 -Expelled from Paradise-

    楽園追放 -Expelled from Paradise-

    地球はナノハザードにより廃墟と化した。その後の西暦2400年、大半の人類は知能だけの電脳世界に生きていた。電脳世界に住む捜査官アンジェラは、戦闘力を誇るスーツ・アーハンを身につけ地上に初めて降り立った。そして地上調査員ディンゴと共に地上のサバイバルな世界に旅立った。

    2014年

    ドールズフロントライン

    ドールズフロントライン

    2045年、コーラップス液によって世界中が汚染された地球。 人類は最も原始的な欲求である住居や食料を巡って、全世界を巻き込んだ第三次世界大戦が勃発。 終戦後の世界は、もはや荒廃しきっていた。文明が滅びる寸前まで追い込まれる一方で、戦争とそれに伴う労働力の不足は機械技術の進歩を促し、 その結果人間を模した“人形”が創り出された。 人間への各種サービス提供を目的にしたその見た目は人間の少女と何も変わらないが、 人間を遙かに超越した能力を持つ機械生命体。それが“人形”である。 そして技術が更に発展するにつれ、 人形にマッチする銃を持たせた「戦術人形」があらゆる軍事組織で採用された。そうした中、軍需企業「鉄血工造」のAIが突如人類へ反旗を翻し、 それを調査・阻止しようとする民間軍事会社「グリフィン」の戦術人形たちとの戦いが幕を開ける。「グリフィン」に所属する最高級の戦術人形で構成された「AR小隊」のメンバーは、 人間の指揮官とともに各地の秩序を取り戻し、人類の安全を守ると同時に、 その戦争の背後に潜む巨大な謎を解き明かしていくこととなる。 戦術人形たちが紡ぐ、壮絶な戦いの末に待っているものとは、いったい……。

    2022年

    タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~

    タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~

    未来を切り拓くのは運命か、それとも自らの行動か。 タイムスリップ、そして個性豊かで魅力的な科学者たちとの出会いは、少女に何をもたらすのか―。 3年間行方不明の父親。その父親を追う謎の人物。父親から本を託された憧れの人。父親がくれたペンダント…。 ちょっとミステリアスな要素あり、感涙あり、笑いありのサイエンス・アドベンチャー。 【少し賢くなれる電撃タイムスリップ体験!】をコンセプトにした、今までにはないアニメ―。 それが『タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~』である。

    2016年

    のらみみ2

    のらみみ2

    12歳までの子どものいる家庭に、ユカイな“居候キャラクター”を斡旋するハローキッズ59号店を舞台に、毎回さまざまな居候キャラが登場。子どもたちの生活パートナーとなり、日常をユカイに演出してくれる居候キャラとの出会いと日常と別れを描いた、笑いあり、感動あり、哀愁ありの物語。深夜アニメながらほんわかした雰囲気の楽曲と「出会いと別れ」をテーマにしたストーリーで、今までの深夜アニメとは一線を画すアニメとして人気を博しました。

    2008年

    ハートキャッチプリキュア!

    ハートキャッチプリキュア!

    「みんなの心に花を咲かせる! ハートキャッチプリキュア登場!」 花咲つぼみは花や植物が大好きな中学2年生の女の子。ある日、つぼみは不思議な夢を見た。大きな木に咲く美しい花。だが、たちまち全ての花が落ちてしまう。そしてそこから妖精が飛び立っていく……。 それから数日後。明堂学園へ転校したつぼみの前に、なんと夢で見た妖精が現れた! 妖精はつぼみに、伝説の戦士プリキュアになって、“こころの大樹”を守って! みんなの“こころの花”を咲かせて!」と頼む。 自分にそんなことはムリと断るつぼみ。だが、突然謎の敵が襲ってきて、新しいクラスメート・来海えりかの“こころの花”を奪ってしまう。えりかの心を救うには、プリキュアになって戦うしかない!つぼみは勇気を出してプリキュアに変身する!

    2010年

    白蛇: 縁起

    白蛇: 縁起

    『白蛇:縁起』は中国の四大民間説話の一つ『白蛇伝』の前世の話。 晩唐の時代、国師が民間人に蛇を大量に捕獲させていた。 白蛇の妖怪「白」(見た目は人間の美少女)が国師を刺殺しようとしたが失敗。 少女は逃亡の末、記憶をなくしてしまったが捕蛇村の少年「宣」に救われる。 「白」の記憶を取り戻すため二人は冒険の旅に出る。 その旅の中で二人は恋に落ちるが、少女が白蛇の妖怪ということも明らかになってしまう。 一方、国師と蛇族との間に激しい戦いが始まろうとしていた。二人の恋に大きな試練が待ち受ける。

    2021年

    熱血最強ゴウザウラー

    熱血最強ゴウザウラー

    「エルドラン」シリーズの第3弾。機械神の統べる『機械化帝国』が、地球に侵略してきた。恐竜時代の地球を守るために戦うエルドランは、現代の平和を春風小学校6年2組の子どもたちに任せ、三体の恐竜メカを託す。拳一をはじめ、6年2組のクラス全員が『ザウラーズ』となって一致団結して機械化帝国に立ち向かう…。

    1993年

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