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    3. NANA

    NANA

    NANA
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    作品情報
    東京行きの列車の中で隣り合わせ、同じ“NANA”という名前を持つことから意気投合した小松奈々と大崎ナナは、その後偶然再会し、共同生活を送ることに。奈々(通称ハチ)は、恋人の章司や友人達に助けられながら、東京での生活をスタート。一方ナナは、元恋人で、今は超人気バンド“トラネス”のギタリストとなったレンに対する想いを抱えながら、パンクバンド“ブラスト”のヴォーカルとしてメジャーデビューを目指す。二人の“ナナ”と、彼女らを取り巻く人々の恋や友情、夢の行方は? そして、彼女らを待ち受ける運命とは…。

    エピソード

    • #1

      #1

      地元の女子高を卒業して2年。ごく普通の家庭に育った20歳の小松奈々が、今、新幹線で向かおうとしている先は東京だった。奈々がなぜ東京を目指しているのかというと、それは高校を卒業した後、1年間通った美術系の専門学校で知り合った大好きなカレ・遠藤章司に会うこと。1年前、美大を目指して上京した章司は、一浪してこの春、晴れて合格した。再会を目指してせっせとバイトをしてお金を貯めてきた奈々は、ようやく章司がいる街で暮らせると思ったのだ…

    • #2

      #2

      地方のある街で育った奈々は、ごく普通の家庭の三人姉妹の次女。淳子は、奈々が県内の女子高に進学した時に仲良くなった親友だった。出会いなど望めないと落胆して入学した女子高での奈々の高校生活は、恋に始まり恋に終わったといっても過言ではなかった。美術の教師に憧れて淳子と一緒に美術部に入った奈々は、その後、レンタルビデオ屋の店員、ファミレスのシェフ、宅配ピザ屋と次々に一目惚れ。そして、3年生の夏の初め、浅野崇という自称29歳のサラリーマンと不倫の恋に落ちた…

    • #3

      #3

      地元の美術系の専門学校に通いながら楽しく盛り上がる奈々、淳子、章司、京助の4人。夏には揃って海水浴などに行き、若さを爆発させる。だが、淳子と京助がラブラブなのに対し、奈々と章司の表情がさえない。実は、淳子が、すぐに恋に走る奈々に、まず友達関係からスタートするようアドバイス。奈々は、そのアドバイスを守り、一方的に章司に“友達宣言”をしていた。このため、章司は、奈々が好きでありながら、ホテルの同じ部屋に2人だけで泊まることになっても手すら出せなくなったのだ…

    • #4

      #4

      東京の夜の路上で、捜しにきた章司と涙の仲直りをした奈々。そのままホテルに戻った奈々は、京助と一緒らしい淳子からカバンを渡され、章司と同じ部屋に泊まることになった。だが、愛し合っているにもかかわらず、2人の間にそのムードはまるでない。そんな中、章司は、自分が浪人中に奈々が東京にいても何もしてやれない、と素直に自分の考えを明かした。その優しい胸の内を知った奈々は、章司が浪人している間に、地元で上京した際の資金を貯めると約束。2人は1年後の愛を誓い合った。やがて、地元に戻った奈々は、遠距離恋愛に耐えながら1年後の章司との再会を目指し、懸命にバイトを始めた――

    • #5

      #5

      ナナが、レンとヤス、ノブの作ったバンド『ブラスト』のボーカルになったきっかけは、全くの偶然からだった。レンが新しいバンドの女性ボーカルを捜していた時に、たまたまノブの家に借りていたCDを返しにいったナナは、そこにいたレンの目に留まりボーカルに誘われる。ライブハウスでレンを一目見た時からレンに憧れていたナナは、それ以降、レンのため、そして、何より自分のためにマイクを握ってきた…

    • #6

      #6

      「ねえ、ナナ。あたし達の出会いを覚えてる?あたしは運命とか信じちゃうタチだから、これはやっぱり運命だと思う…笑ってもいいよ」707号室の中で、奈々はナナに初めて会った時の事を思い出していた。奈々が章司から“サクラサク”の合格メールを受け取った場所は、バイト先のビデオ屋のカウンターの中だった。即バイトを辞め、笑顔で家に戻った奈々は、荷物をまとめて東京行きの新幹線に飛び乗る。そして、そこで奈々は、ギターを持って同じく東京に向かうナナと出会った…

    • #7

      #7

      奈々とナナの2人が気に入ってしまった707号室。2人ともこの部屋を気に入っていると気付いた奈々を案内してきた不動産屋の安藤は、2人が顔見知りだったと知り、部屋をシェアして借りたらどうかと勧めた。幸い707号室内の2部屋は、“振り分け”の設計になっており、風呂もキッチンも広い。そして、なによりシェアをすれば、家賃は半分ずつですむのだ。奈々はこの提案をあっさりOKし、ナナも続いて了承。仲良く握手をした2人のNANAは、雪の新幹線からの不思議な縁で一緒に暮らすことになった…

    • #8

      #8

      707号室に落ち着いたナナと奈々。だが、身の回りの品を揃えるために買い物に出た2人は、すぐに互いの性格、好み、感性などがまるで違うことに気付いた。100円ショップで売っているイチゴ柄のコップに感激する奈々に対し、モノには全くこだわらないナナ。奈々が妙に人なつっこく従順で、かつ世話がかかると知ったナナは、犬っぽいという理由で、“ハチ”と命名…

    • #9

      #9

      『サブリナ』に初出勤の日、奈々は、ナナと家の近所でプチピクニックを楽しんだ後、店に行った。その奈々の前に現れたのは、章司から話を聞いてやって来たという淳子。働いている奈々の姿を見て安心した様子の淳子は、章司の近況を報告する。淳子から、いつも思ってくれている章司をもっと大事にするようアドバイスされた奈々は、ちょっぴり考え込んだ…

    • #10

      #10

      ご近所の人たちの話から、家賃の安い707号室が“ワケあり物件”と判明。707号室内で殺人事件があったと思い込む奈々は、ナナやノブに報告し失笑される。そんな中、ノブと二人っきりになった奈々は、ナナが上京した理由を聞いた。ナナたちのグループが故郷でかなり人気のバンドだったこと、ヤスが腕の立つドラマーだったこと、ナナはプロのミュージシャンになりたいと思っていること――。奈々は、ナナの歌を大勢の人に聴いてもらいたい、そのためにはバンドの新メンバーを探してあげたい・・・、とメンバー探しなら手伝えるかもしれないと思った…

    • #11

      #11

      上京して1ヶ月。解放感から貯金をほとんど遣い果たしたことに気付いた奈々は、当面の生活費に困りナナに相談した。だが、ナナは、奈々の計画性のなさを責めるばかりでつれなく、助けを求めた淳子や京助の反応も冷たい。実家から届いたという米を淳子に分けてもらった奈々は、嬉しさ半分で給料日までの生活を考えた。まもなく、水越から食事に誘われた奈々は、食事の後、経営難から近々店を畳みたいと告げられた。突然の話にショックを受けた奈々は、章司の部屋にやってきた。そして、章司が留守だと知るや、その携帯に泣きながら電話をした…

    • #11.5

      #11.5

      総集編

    • #12

      #12

      駆け落ちしたと勘違いした実家の母・奈津子からの30万円の送金で、ホッと一息つく奈々。しかし、電話で「出戻ってこないで!」という奈津子の声を聞いた奈々は、自分が結婚のために東京に行ったと思われていると知り、ア然。その事もあり、4年後に大学を卒業する章司との結婚を真剣に考えた奈々は、今はしっかりお金を貯めようと思った。奈々が上京した後、「一緒に暮らそう」と言ってくれた章司。奈々は、そんな章司の優しい言葉を胸に、新しい仕事を探そうと決意した…

    • #13

      #13

      章司から、幸子との関係を打ち明けられた京助の反応は厳しかった。過去、何人もの女のコと付き合ってきた京助の現在の相手は、淳子だけ。その理由を聞かれた京助は、「淳子を失うのが怖いから」と答える。京助の真面目な表情を見た章司は、それ以上話を続けることが出来なかった…

    • #14

      #14

      章司から大切な話があると告げられた奈々は、自分の部屋でではなく、そのバイト先のファミレスの通用口で待った。章司のバイトが終わるまで1時間。帰ったと思わせて実は待っていたという意外性で章司を感激させようという奈々の作戦だ。付き合いのいいナナは、そんな奈々の可愛い胸の内を聞かされてニガ笑い。寒々とした夜空からいつしか雪が降り始めていた…

    • #15

      #15

      ナナらのライブ公演を翌日に控えた日、淳子と京助の話の内容は、もっぱら章司に捨てられた奈々のことだった。章司は完全に幸子にのめり込んでいて、奈々とヨリを戻す気配は全くなさそう。淳子らは、ナナのライブが終わったら、傷心の奈々が死ぬかもしれないと本気で心配した…

    • #16

      #16

      奈々の言葉に707号室を飛び出したナナは、美里をホテルに送り届けたものの、その後の行き場所に困った。ヤスの部屋を訪ねるが、理由を明かせぬまますぐに靴を履く。ナナがようやく部屋に戻ったのは、多摩川が朝日に輝く頃であった…

    • #17

      #17

      トラネスのレンがナナの元カレだと知った奈々は、ふとピアスや話し方など様々な点で2人がとても似通っていると気付いた。ファンクラブ会報の記事の中で、いつも首から下げている南京錠の鍵はなくした、と言っているレン。奈々は、ひょっとするとナナがその鍵を持っているのではないか、2人が心の隅でつながっているのではないか、とも思った。そして、レンとのことを聞けないまま、奈々は、ナナと共に、トラネスのライブが行われる故郷に向かった…

    • #18

      #18

      デビューして3年目のトラネスは、シングル、アルバム共にミリオンセラーの人気バンドだった。ボーカルのレイラの日本人離れした声量と音域の広さは群を抜いていて、その曲のほとんどをレンが書いていた…

    • #19

      #19

      ナナがレンに会いに行って2時間、奈々は実家のベッドの中で2人のことをいろいろと想像していた。女として幸せになって欲しいと願う奈々は、ナナが帰ってこなかったことから、きっと上手くいっていると考える。そして、奈々の予想通り、ナナはレンとの愛を復活させ、昔一緒に暮らしていた頃の思い出や、将来への夢を話していた…

    • #20

      #20

      707号室で行われた麻雀大会には、ノブ、シン、そして、トラネスのレン、タクミが集まり大いに盛り上がった。奈々は、かっこいいタクミやレンの普段の姿を目の当たりにして夢見心地。キッチンで憧れのタクミと言葉を交わした奈々は、緊張のあまりしどろもどろになり、包丁を持つ手が震えてしまうほどだった…

    • #21

      #21

      タクミの車に乗った奈々の脳裏に、“タクミはスケコマシらしい”とのナナの声がよぎった。奈々自身も、一回寝て捨てられるのがオチだと考えた。だが、ホテルのスイートルームで奈々は、一生に一度の思い出作りとばかり、あとさき考えず今の幸せに酔いしれた…

    • #21.5

      #21.5

      総集編

    • #22

      #22

      出版社をクビになって1ヶ月。そして、トラネスのツアーが最終日に近付いた頃、奈々は、デモンストレーターのバイトに励んでいた。七夕の夜、ナナたちの練習スタジオを訪ねた奈々は、みんなに仕事の内容を説明した…

    • #23

      #23

      突然、発覚した奈々とタクミの関係は、ブラストのメンバーに大きな衝撃を与えた。奈々に本気でホレてしまったノブは、目の前の宝物をいきなり強奪された思いで、同じくペットを横取りされたというシンと寂しさを紛らわす。シンから、奈々を奪い返すよう煽られたノブは、ダメモトで自分の思いを伝えようと心に決めた…

    • #24

      #24

      レコード会社からコンタクトがあった、とのヤスの報告を聞いたナナらブラストのメンバーは、お祭り騒ぎとなった。その会社は、業界大手のガイアミュージック。ガイア側は、次のライブの様子を見て、話を本格的に進めたいというのだ。ライブに絶対の自信を持つナナは、勝ったも同然と大はしゃぎ。当然、ナナらは、月末のライブに向け、気合の入った練習を開始した。ナナから話を聞いた奈々は、もちろん大喜びで、熱狂的なファンの美里にも連絡を入れた…

    • #25

      #25

      707号室を出て2週間、ナナは、大事なライブを控え、メンバーたちと毎日のようにスタジオ入りして練習を重ねていた。だが、そんなナナたちの心の隅には、いつもスタジオに顔を見せている奈々のことがあった…

    • #26

      #26

      ブラストのライブは、入口にファンの長蛇の列が出来る盛り上がりとなった。立ち見も出来ないほど混雑した会場の前の席に、美里と共に陣取った奈々は、回を重ねるほどに高まるその人気にめまいすら覚える。チケットはもちろん完売。ステージ上で圧倒的な存在感を発揮するブラスト見たさに、わざわざ飛行機でやってくるファンもいた…

    • #27

      #27

      ナナが、奈々の作った料理を持っていった先は、ノブのアパートだった。デザートのケーキまである料理を誰が作ったのかを悟り、奈々に冷たくしたことを反省するノブ。ナナは、料理を食べた後、シンやヤスにも食べさせるようノブに告げ、部屋を出た…

    • #28

      #28

      多摩川の川べりを手をつないで買い物に行き、キスをした奈々とノブ。だが、奈々の性格を知るノブは、自分の信念もあって、それ以上のことはしなかった。今、自分が暴走すれば、奈々は必ずタクミとの板挟みになって苦しむ――そう読んだノブは、グッと心を抑えたのだ…

    • #29

      #29

      ノブは奈々に、ナナやメンバーたちとの思い出を話した。メチャクチャ暗かった高校時代のナナに音楽への道案内をしたこと、レンにナナを紹介したこと――。正直に自分の弱さまで打ち明けるノブの話を聞いた奈々は、そばにいて、望む全てのことをしてあげたいと思った…

    • #30

      #30

      デビューの話に全く進展のないまま、ナナは、昼間引越し屋のバイトをやり、夜はバンドの練習をする毎日だった。週の半分くらいをレンの部屋で過ごしたがすれ違いも多く、会えるのはほんの束の間。2人でいると求め合う衝動を抑えきれないナナとレンに、ゆっくりとお互いのことを話し合う時間はなかった…

    • #31

      #31

      美里に体調の悪さを気付かれ、夏バテと答える奈々。だが、デビューを控えているナナに体調の悪さを知られたくない奈々は、美里にそのことを固く口止めした。産婦人科医院で診察を受けた奈々は、予想通り医師から妊娠6週目だと告げられた…

    • #32

      #32

      シンがレイラと、ヤスがナオキとそれぞれ会っている頃、タクミから衝撃的な連絡を受けたノブは、電話口で呆然となった。この様子を見て何か大変なこと起きたと察したナナは、ノブから携帯を奪い取りタクミと話す。ノブと一緒に707号室に至急戻ってきて欲しいと告げられたナナは、その時、まだ事情が飲み込めていなかった…

    • #33

      #33

      タクミに呼び出されたナナが向かった先は、奈々がいる707号室ではなくヤスのマンションだった。遊びに来ていたナオキが気を利かせて退散する中、ナナは、泣きながら奈々が妊娠した事実をヤスに伝えた…

    • #34

      #34

      奈々しかいないと思って帰った707号室にタクミがいると気付いたナナは、急に不機嫌になった。奈々が妊娠したことで我が物顔で部屋の中を歩き回るタクミ。無言でナナと目線を合わさない奈々。タクミはギクシャクした空気の中、ナナに大事な話があると言って、あっさり奈々と結婚することを伝えた…

    • #35

      #35

      ヤスが部屋にやって来たレイラから話を聞いている頃、レコーディングを控えたトラネスのスタジオは大騒ぎになっていた。関係者は、レイラが急に姿を消した原因が分からず右往左往するばかり。タクミは、レイラの世話役のマリに当り散らしていた…

    • #36

      #36

      レンの部屋に泊まり始めて9日目。奈々とのいさかいから707号室に戻れなくなったナナは、これからどうしようかと思いあぐねた。その自己中の性格から考えると、レコーディングが延びて宿舎に缶詰状態のタクミが、奈々にマメに連絡しているとはとても思えない。ナナは、奈々が707号室で何をしているのか気が気ではなかったのだ…

    • #36.5

      #36.5

      総集編

    • #37

      #37

      奈々が引っ越した、それもセレブの街・白金の住人になったと伝え聞いた淳子、京助、章司らは、自分の耳を疑った。そして、奈々の相手が、まさかトラネスのタクミとは思いもしなかった…

    • #38

      #38

      レンの腕の中で眠り、久しぶりに穏やかな気分で目覚めたナナは、その日、奈々に会いに行こうと決めた。奈々との思い出のイチゴ模様のグラスを2つとも割り、電話番号やメルアドが入っている携帯を水没させたにもかかわらず、何も覚えていないナナ。その後の奈々の反応を知ったナナは、「電話より会いに行ってやれ」というレンの言葉に従い、雨の中を白金のタクミのマンションへと向かった。午後は、トラネス全員が何本もの記者取材を受けているため、部屋には奈々しかいないはずなのだ…

    • #39

      #39

      ナナとレンの関係がワイドショーなどで大きく取り上げられたことから、トラネスやブラストの周辺は急に慌しくなった。タクミは、仕事が忙しかったこともあり、奈々にまで当り散らしイラ立ちを隠せない様子。まもなく、2人は、互いに相手の言葉尻に難クセをつけ、言い争いになった…

    • #40

      #40

      ナナとレンの仲がマスコミに取り上げられたことから、ガイヤレコードには、ブラストに関する問い合わせが殺到。様々な意見が飛び交う中、ガイヤ内ではブラストを早めにデビューさせようとする空気が強まった。制作部のスタッフと話をしてデビュー間近との感触を得たヤスは、ホテルに缶詰になっているナナたちに状況を説明する…

    • #41

      #41

      トラネスのメンバーたちをロンドンに残し、一足先に帰国したタクミが向かった先は、奈々の実家がある街のホテルだった。タクミの目的は、奈々の両親に結婚の挨拶をすること。奈津子らがその準備などで気を揉む中、奈々はそのホテルにチェックインするために向かった…

    • #42

      #42

      レコーディングを兼ねて強化合宿に入ったヤス、シンたちブラストのメンバーは、バンドの練習と湖での釣りに明け暮れる毎日だった。ロンドンにいるレイラとメール交換をしていたシンは、強化合宿の一番の目的がバンドのメンバーとスタッフの結束の強化だと教えられ、思わず納得する。スタッフに尻を叩かれたナナは、ボイストレーニングに励まざるを得なかった…

    • #43

      #43

      息苦しさを訴えて倒れたナナは、隣室の新人女優・美雨の話などから過呼吸らしいと判明。応急手当をした後、ヤスやノブたちによって医院に担ぎ込まれたナナは、予想通り過換気症候群<過呼吸>と診断された。医師の話によると、原因はストレスで、他に悪い所はなし。ナナは少しショックを受けながらも、みんなの優しさに涙が出る思いだった…

    • #44

      #44

      歌番組の生放送を前に、スタジオの入口で、リハーサルを終えたトラネスのメンバーと出会ったヤスは、レンの手が震えているのを目ざとく見つけてトイレに連れ込んだ。ポケットの中から大麻を取り上げたヤスは、レンを壁に押し付けて締め上げる。ナナがいないと不安定になるレンの性格を知っているヤスは、ナナも同じように過呼吸になっていることを打ち明けて叱り付ける。そして、ナナを奪う気はないことをレンに告げたヤスは、無理せず自分の思うようにやるようアドバイスした…

    • #45

      #45

      本番を直前に控え、ナナは、あの707号室で見守ってくれる奈々の姿を思い浮かべながら歌おうと決めた。余裕の態度で歌えば、奈々は必ず安心してくれる――ナナの心の中には、奈々しかなかった…

    • #46

      #46

      ノブと奈々を元のサヤに戻したいナナ。しかし、そう考えたのはシンも同じだった。ノブが花火大会に行くと知ったシンは、何としても奈々を奪い返すよう煽り立てる。ノブ自身も、奈々が寂しそうにしているようなら放ってはおけないと思っていた…

    • #47

      #47

      夜空に大輪の花火が咲き始める中、707号室では、ナナ、ヤス、シン、ノブの4人が奈々の到着を待ちわびていた。まもなく、みんなとマンションを出たナナは、シビレを切らして、奈々の携帯に直接電話を入れ、早く来るよう告げる。そんなナナに、泣きながら、ノブに会うのが怖い、と答える奈々。ノブに対する罪悪感がまだ奈々に残っていると察したナナは、「ノブなら来ていない」とウソをつく。そして、ヤスやシンが会いたがっているから、と早く来るよう促した…

    スタッフ

    • Cookie

      集英社
    • アニメーション制作

      マッドハウス
    • キャラクターデザイン

      濱田邦彦
    • プロデューサー

      中谷敏夫
    • 原作

      矢沢あい
    • 掲載誌

      Cookie(集英社)
    • 撮影監督

      増元由紀大
    • 監督

      浅香守生
    • 美術監督

      清水友幸
    • 色彩設計

      角本百合子
    • 製作

      集英社
    • 音楽

      長谷川智樹
    • 音響監督

      三間雅文
    • Cookie

      集英社

    キャスト

    • アキコ

      AKIKO
    • アキコの友達

      平田絵里子
    • シン

      石田彰
    • タクミ

      森川智之
    • タケ

      高戸靖広
    • タケダ

      高戸靖広
    • ナオキ

      勝杏里
    • ノブ

      関智一
    • ノボちゃん

      上田陽司
    • マサル

      勝沼紀義
    • マリ

      豊口めぐみ
    • ヤス

      川原慶久
    • レイラ

      平野綾
    • レイラ歌唱

      OLIVIA
    • レン

      木内秀信
    • 三宅

      四宮豪
    • 中村

      宮下栄治
    • 五郎

      石塚運昇
    • 京助

      諏訪部順一
    • 佐藤公一

      藤井啓輔
    • 倉田

      千葉進歩
    • 凌子

      木村亜希子
    • 坂上

      篠原恵美
    • 大崎ナナ

      朴璐美
    • 大崎ナナ歌唱

      土屋アンナ
    • 奈津子

      平松晶子
    • 奈緒

      岡村明美
    • 奈美

      ちか
    • 女性キャスター

      川瀬晶子
    • 小松奈々

      KAORI
    • 山岸

      黒田崇矢
    • 川野

      林一夫
    • 工藤

      田中正彦
    • 幸子

      小島めぐみ
    • 木下

      三戸耕三
    • 東医師

      てらそままさき
    • 松尾

      矢尾一樹
    • 淳子

      本田貴子
    • 甲斐

      坂口候一
    • 章司

      高橋広樹
    • 篠田美雨

      千葉紗子
    • 美加

      芝原チヤコ
    • 美里

      かないみか
    • 西本

      遊佐浩二
    • 金本社長

      若本規夫
    • 銀平

      立木文彦
    • 香坂百合

      すほうれいこ
    • レイラ(歌唱)

      OLIVIA
    • 大崎ナナ(歌唱)

      土屋アンナ

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    2009年

    炎炎ノ消防隊 弐ノ章

    炎炎ノ消防隊 弐ノ章

    この「国」は、何かを隠している――。“地下(ネザー)”での激戦を終え、シンラたちは「伝導者」の野望を知る。その目的は、特殊な炎「アドラバースト」の使い手を集めて弐佰伍拾年前の大災害を再び起こし、世界を滅ぼすことだった。自らもアドラバーストを持つシンラは、伝導者に追われる身ながら、その策略を潰すべく奔走を続ける。新たなアドラバーストを持つ少女との出会い、そして、ひた隠しにされてきた皇国の要たる天照&lt;アマテラス&gt;の大いなる秘密。炎に狂わされ、炎に導かれし少年は、一歩ずつ、真実へと近づいていく。

    2020年

    Back Street Girls -ゴクドルズ-

    Back Street Girls -ゴクドルズ-

    犬金組の若い衆、健太郎、リョウ、カズが、 性転換&全身整形を受け、 アイリ、マリ、チカとなって“ゴクドルズ”として まさかのアイドルデビューすることに! 身も心もアイドルとなるべく1年間地獄の 特訓をシノぎぬいた成果で、まさかのブレイク!

    2018年

    アサルトガールズ

    アサルトガールズ

    「少女政府 ベルガモット・ドミニオンズ」の高田慎一郎が、メテオに帰還! 新たに紡ぐ物語は、少女たちのレジスタンス・ストーリー! 命をかけて銃をとり、戦う相手は……!?

    2009年

    寄宿学校のジュリエット

    寄宿学校のジュリエット

    この恋は、秘密―。 寄宿学校、ダリア学園。孤島に佇むこの名門校には、敵対する2つの国の生徒が通い、日々、争いを繰り返していた……。 そんな状況の中、東和国寮の1年生リーダー、犬塚露壬雄と、ウェスト公国寮の1年生リーダー、ジュリエット・ペルシアは、実は秘密の恋人同士! 犬塚の告白ではじまったこの恋は、学園中の誰にも!絶対!!何があっても!!!バレちゃダメ! 「別冊少年マガジン」での連載開始時から話題沸騰の学園ラブコメ。 その爆発的な人気は、「週刊少年マガジン」への異例の電撃移籍を経て、今なお加速中。最新11巻までの累計部数は220万部を突破! TVアニメは、『恋と嘘』や『アルスラーン戦記』を手掛けたライデンフィルムが制作。監督に『山田くんと7人の魔女』『恋と嘘』の宅野誠起、 シリーズ構成に『四月は君の嘘』『七つの大罪 戒めの復活』の吉岡たかをを迎え、他にも注目のスタッフが大集結! 絶対内緒の学園ラブコメ、開幕!!

    2018年

    AIR

    AIR

    大ヒットを記録した人気ゲーム「AIR」。その素晴らしいストーリーと音楽のハーモニーが織りなす世界観はそのままに、ゲーム版では創造しえなかった独自の演出を加えてアニメ化!DVDは驚異の売上を記録し、さらにアニメ作品としては異例の早さでブルーレイBOXが発売されるなど大人気の「AIR」をお届け!!

    2005年

    機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN

    機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN

    決して交わるはずのなかった二つの運命――。地球連邦軍司令官フリット・アスノの息子、アセム・アスノ。ヴェイガンの民のため戦いに身を投じる戦士、ゼハート・ガレット。彼らは刹那の時間、ともに過ごし、友情を育み、時に衝突しながらも同じ宇宙を眺めた。しかしやがて皮肉な別れの時が来る。TVシリーズ「アセム編」以降の、アセムとゼハートのストーリーを中心に新作カットを60分以上加えて再構成。TVシリーズでは描かれなかったアセムとゼハートの戦いが、今ここに!

    2013年

    宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海

    宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海

    西暦2199年。人類は絶望の淵に立たされていた。 外宇宙から襲来した謎の星間国家&lt;ガミラス&gt;による遊星爆弾により地球は壊滅的な被害を負い、人類滅亡までの猶予はわずか1年…。 残された最後の希望、それは、人類初の恒星間航行が可能な宇宙戦艦&lt;ヤマト&gt;で、ガミラスの攻撃によって汚染された地球を浄化再生するシステム&lt;コスモリバースシステム&gt;を受け取りに行く&lt;ヤマト計画&gt;だった…。 人類の命運を懸けた16万8千光年の大航海を追想する。

    2014年

    劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇

    劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇

    天に風穴が開いた日、明日に続く道を見た。 これは運命と戦い続ける、一人の男の物語――― カミナの死を乗り越え、螺旋王四天王を撃破し、王都テッペリンに迫る大グレン団。 獣人軍との激戦のなか、シモンは螺旋王ロージェノムと相対し、壮絶な一騎打ちの末からくも勝利する。 そのテッペリン攻略戦から七年後―――。 地上を取り戻した人類は瞬く間に文明を構築し、繁栄を謳歌する。 いつまでも続くかと思われた平和な世界。 だがその手を宇宙にまで伸ばしたとき、正体不明の敵が現れる。 抵抗を試みるも、その圧倒的な力になすすべもなく蹂躙される人類。誰もが「絶対的絶望」に囚われたとき、再び彼らが立ち上がる。 シモン、そして大グレン団の最後の戦いが始まろうとしている・・・。

    2009年

    スローループ

    スローループ

    海辺でひとり、亡き父に教えてもらった フライフィッシングを嗜む少女・ひより。いつもどおりに釣りをしていると、 いきなり海に入ろうとする天真爛漫な少女・小春と出会います。一緒に釣りをする事になった2人でしたが、 実は親の再婚相手の娘どうしで…?ひょんな出会いから「姉妹」になったひよりと小春と一緒に、 「釣り」をしながらスローに過ごしてみませんか?

    2022年

    ノー・ガンズ・ライフ

    ノー・ガンズ・ライフ

    ベリューレン社により戦時中開発された新技術「身体機能拡張技術」。その技術により身体の一部、もしくは全部を機械化された者は、拡張者(エクステンド)と呼ばれていた。拡張者と生身の人間の非拡張者が混在する社会では常にいざこざが絶えず、それらの問題を解決する「処理屋」を、乾十三(いぬいじゅうぞう)は生業としていた。そして、十三自身も、頭部が巨大な銃の「拡張者」だった。ある日、十三は、全身拡張者の大男から一人の少年の保護を依頼される。その少年の名は荒吐鉄朗(あらはばきてつろう)。ベリューレン社から誘拐された少年だった。だが、十三は依頼を受けたもののベリューレン社からの追手に、鉄朗を奪われてしまう。十三はなりゆきで街を牛耳るベリューレン社と事を構えることになるのだが…鉄朗を誘拐した全身拡張者の男は何者なのか? ベリューレン社と鉄朗の関係は? 「ウルトラジャンプ」にて大好評連載中のSFハードボイルド、ここに開幕!

    2019年

    AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-

    AKIBA&#039;S TRIP -THE ANIMATION-

    秋葉原では、謎の敵・”破繰者(バグリモノ)”が出没するという都市伝説が広まっていた。破繰者に噛み付かれると、体を乗っ取られ、自我を失い、自分の意志で行動できなくなるという。妹のにわかと共に秋葉原に来ていたタモツは、たまたま破繰者との戦いに巻き込まれ、瀕死の重傷を負ってしまう。謎の少女・まとめの不思議な力によって一命を取り留めるが、助けられた影響で秋葉原の街から出られなくなる。まとめや有紗やにわか、かげさん達と共に自警団を結成し、秋葉原の自由を守る戦い、破繰者と秋葉原の関係の謎を追う戦いに、仲間と共に挑んでいく――。

    2017年

    銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第二章

    銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第二章

    宇宙暦796年(帝国暦487年)。3000万人の将兵を動員した自由惑星同盟の遠征軍は、帝国領内で銀河帝国宇宙艦隊副司令長官となったラインハルト元帥と麾下の率いる大艦隊と交戦。8個艦隊中、3個艦隊を失うという大きな被害を受けた。しかし、自由惑星同盟最高評議会の意向を受けたロボス総司令官は、残存戦力を集結させての戦闘継続を指示。完全なる勝利を求めるラインハルトも、自由惑星同盟軍の集結ポイントであるアムリッツァ星域へと進攻したことで、後に「アムリッツァ星域会戦」と呼称される戦いが幕を開けた。「アムリッツァ星域会戦」の翌年、銀河帝国皇帝フリードリヒ四世が後継者を指名しないまま急死。門閥貴族による権力闘争が始まる。一方、自由惑星同盟内では大規模な軍事クーデターが勃発。帝国、同盟それぞれの国を揺るがす二つの内乱はラインハルトとヤンの行く末をも左右することに…。

    2019年

    CONCEPTION

    CONCEPTION

    『ケガレ』に侵された魔法世界『グランバニア』。ケガレを祓うために地球(ソラ)より召喚された弓削イツキは『星の子』を誕生させるため、『12星座の巫女』達と愛好の儀に挑む。「使命を果たすために・・・・・・俺の子供を産んでくれ!」

    2018年

    リタとナントカ

    リタとナントカ

    誕生日なのにリタはご機嫌ナナメ。 こっちのプレゼントは大きすぎ! こっちは小さすぎ! そのうち一つの箱がピョンピョン動き出し、中から犬が現れます。 大喜びのリタは早速犬に名前を付けようとしますが、どうも素敵な名前が似合わないヘンテコな犬みたい・・・。 元気いっぱいでおしゃまな女の子「リタ」と、マイペースで不思議な犬「ナントカ」の日常を描く愉快なコメディー。 想像力豊かな二人が織りなす楽しい毎日。今日はどんな事をして遊ぶ? プールでシンクロ? サッカー?パリへ行く?それとも宇宙を飛びまわる? -原作について- 原作はフランスの絵本「リタとナントカ(Rita et Machin)」シリーズ(ジャン=フィリップ・アルー=ヴィニョ、オリヴィエ・タレック)。 2006年にフランスで第1巻が出版され、以降世界中で翻訳されています。

    2010年

    ロビンくんと100人のお友達

    ロビンくんと100人のお友達

    いつも発明に夢中でひとりでいることが多かったロビンくんはダウンタウンからグリーンビレッジへの引越しをきっかけに、友達をたくさん作ると決心します。自然にやさしい最新の環境が整ったグリーンビレッジを舞台に子供達が繰り広げる様々なエピソードには本当のエコって何?本当の友達とは?という問いかけが詰まっています。

    2010年

    森の陽気な小人たち ベルフィーとリルビット

    森の陽気な小人たち ベルフィーとリルビット

    森に住む陽気な小人たち(ファニット族)の物語。彼らは、身長が約10センチで、いつも笑顔をたやさぬ温和な性質と疲れを知らぬ勤勉さをもった天性の職人たちである。それぞれに仕事を持ち、その仕事内容にふさわしい独特の工夫をこらした家を建て家族と共に住んでいる。また、木の実をひいてパンを作ったり、野いちごでジャムを作るなど生活の糧も森から得ている。色鮮やかな服を着た陽気な彼らは、森の動物たちにとっても、面倒見のいい頼りになる仲間なのである。そんなファニット族の女の子「ベルフィー」が生い立ちにまつわる彼女自身の秘められた過去を徐々に浮き彫りにさせながら大きな幸せを掴むまでを・・・・・・。また森の便利屋をしている父親「ロック」に不満を抱き、有能なファニットになることを夢見る少年「リルビット」が父親の偉大さを知り、ファニット族の一人として自覚を持つまでが物語の柱となっている。そして、二人の冒険や友情、他のファニットたちや様々な動物たちとの心温まる交流を描きながら、村長の一人息子「ナポレオン」をからめ様々な感情を交錯させて成長していく三人を中心に物語は展開して行く。

    1980年

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