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    3. 劇場版 空の境界

    劇場版 空の境界

    劇場版 空の境界
    • 作品情報
    • エピソード
    • スタッフ
    • キャスト
    作品情報
    「直死の魔眼」を得た独りの少女の物語 「生きているのなら、神様だって殺してみせる」 これは、望まぬままに万物の生の綻び──死線を視る力「直死の魔眼」を得た独りの少女の物語。 名を両儀式という。 もとより「彼女」は自身に課せられた運命を無関心なまま受け入れていた。しかし、その生に疑問を抱いた刹那、皮肉にも二年もの昏睡状態に陥ることに。 やがて、目覚めの刻は訪れる。 そのとき、世界は変わっていた。 否、違っていたのは己だった。 かくして煌めくナイフを握り、日常と非日常の狭間に棲む怪異を追うことが唯一の生きる糧となる。 ……見守る眼差しがあることを知りながら。

    エピソード

    • 第一章 俯瞰風景

      第一章 俯瞰風景

      「行こう、行こう、行こう、行こう――」 私はただ望んだだけ。 この窓の外の世界を。 彼に連れて行ってほしかっただけ。 それは、少女たちの飛び降り自殺が相次いだ夏の終わりの物語。彼女たちは、突発的に廃墟と化したビルの屋上から空へと踊る。そして落下。待っているのは死。 学校も異なり、互いに交友関係もなく、一切の関係性と自殺の理由も見いだせぬまま不可解な自殺事件として報道されるなか、唯一、その関連を見いだした者がいた。 最高位の人形師で魔法使いになれなかった魔術師の蒼崎橙子、その人である。 むしろ、「理由がない」ことが共通点だ、と。 そして、浮遊と飛行の差違。 この連続自殺事件の捜索に乗り出したのは、万物の生の綻びこと死線を視る力「直死の魔眼」を持つ両儀式。 彼女には、この事件に関わらざるを得ない事情があった――。 望まぬまま得た力により、虚空に舞う少女たちの幽霊をその瞳に捕らえる式は果たして、なにを思うのか。 たとえば、それはともすれば同じ道を辿っていたかもしれない同胞への哀れみ、または同族嫌悪。 たとえば、それは大切な存在を危うくする者への敵意。 あるいは、実に明確な殺意。   そんなものがないまぜになったまま、式は痛ましい現場となったビルへと向かう……それが、幾重にも張り巡らされた罠への序章にすぎないことも知らずに。 第一の事件。第一の駒。その先に待っているのは無限螺旋。今、終焉に向けすべてが動きだす。

    • 第二章 殺人考察(前)

      第二章 殺人考察(前)

      私は、おまえを犯(ころ)したい。 春、着物姿の君を見つけた。声をかけた。怪訝そうに返された。 やがて君は、ほんの少しだけ僕と言葉を交わすようになる。 けれど、君には誰とも共有できない秘密があった――それは、抑えきれない破壊衝動。 これは高校生だったころ、16歳の両儀式と黒桐幹也が出逢う物語。 あえて他者と交わろうとしない式にどうしようもなく惹かれた幹也は、なにかと関わろうとする。 それが恋とも気付かずに。 やがて、わずかではあるが同じ空間を共有するようになった彼らは、そのとき確かに平穏だった…… 街では連続猟奇殺人事件が起こっていたけれど。 そんなある日、幹也は式の内に存在する、もうひとりの織という人格と出逢う。 肯定の式と否定の織。 相反する、けれど同じ思考と嗜好を持つひとりのシキは、幹也という訪問者に徐々に乱されていく。 かくして、幹也はひとつの予感を胸に抱く。 夜毎、猟奇殺人を繰り返しているのは誰、か。 けれど予感を肯定することなんて、最初(はな)っからできなくて、己が見てきたその姿を信じることしかできなくて、 でも、だからこそ真実を確かめたくて、彼は密かに決意する―― けれど、この考察が真実に辿り着くのは、3年後。 両儀の家の跡取りたる条件、知られざるシキたちの関係、血だまりに佇む少女、いつのまにか導かれていた運命、 式と幹也との軌跡の幕開けが描かれる第2章「殺人考察(前)」。

    • 第三章 痛覚残留

      第三章 痛覚残留

      「わたし、人殺しなんかしたくないのに――」 「そうでもないよ、おまえは」 見た瞬間に気が付いた。いや、視えてしまった、と言うべきか。 敵であるという確信と、そうじゃない、という否定。 そこにいるのは自分のいる境界がわからないまま越えてしまった、少女だったモノ。 人知れず繰り返される陵辱に、しかし、彼女は無機質な視線を投げかけるばかり。 仮に人の脳に複数のチャンネルがあるとしよう。 現実に即して生きるための最大公約数のチャンネルがあるとして、 おそらく大多数の人間はそこにあわせて世界を見つめ、認識し、だからこそ共存できる。 けれど、どうしても皆とは異なるチャンネルにしかあわせることしかできない、そんな存在がいたとしたら―― それは、もう人外。 いや「存在不適合者」と呼ぶ。 社会に不適合、ではなく、存在そのものが不適合だという話。 どうやらそれを「超能力者」というらしい。 そしてある晩のこと。 飲み会帰りの雨の夜、どこまでも普通、けれど類い希な探し物の才能を持つ黒桐幹也は 闇にうずくまるひとりの少女を拾ってしまう。 「それ」がいずれ、自身が探すことになる対象とも気付かずに、探す前から見つけていた…… が、その事実を知ることはない。 行方不明になった後輩。 会えなかった妹とその友人。 手足どころか首までもがねじ切られた惨殺死体は、今日もまたひとつ、増える。 てんでに別方向へ手前勝手に進行する出来事は、やがてひとつの結末へと辿り着く――

    • 第四章 伽藍の洞

      第四章 伽藍の洞

      「私は、弱い私を殺す。 おまえなんかに――――――両儀式は渡さない」 不慮の事故から、二年。 昏々と眠り続けた両儀式は、ずっと「死」に触れていた。そして、同時に畏れていた。 やがて覚醒。 しかし彼女を待っていたのは、深い孤独と望まぬ景色。 失ったのはずっと同じ器の中で常に一緒だった片割れ「織」。得たのは万物の死の線が視えてしまうという異形の力「直死の魔眼」。 ともに両儀家が知らず、式という存在に辿り着くためにつちかってきたことへの報復にして結果だった。 夢見ることが好きだった、織。 深い殺人衝動を抱えた、織。 今はもうどこにも、いない。 たとえようもない喪失感と死の感触に少女はガランドウになる。それが器を求める霊体にとって最高の標的となることにも気付かずに――。 そんな少女を見守る少年がいた。いや、青年と言うべきか。名は黒桐幹也。彼の勤め先の上司は玲瓏な美を持つ女性で人形遣いで魔術師で、けれど今はただの工房「伽藍ノ堂」のオーナーで。名を蒼崎橙子という。 ある日、橙子は式に会いに行く。名目はなんだってよかった。一応はカウンセラー。なぜか会おうと思ってしまった、それが縁(えにし)。一見、ゆるやかに過ぎる時間。しかし終わりはやってくる。ある夜、ガランドウの器を求めて霊体は肉を持ち襲いくる。 刹那、彼女の目に映るのは凶々しくも静謐な死をつかさどる、線。手にはナイフ。煌めく瞳。 かくして少女は自身の四肢で歩き出すことを決意する。

    • 第五章 矛盾螺旋

      第五章 矛盾螺旋

      「アラヤ、何を求める」 「――――真の叡智を」 「アラヤ、何処に求める」 「――――ただ、己が内にのみ」 その男は悠久の時を経て、万物の霊長たる人間の営みに絶望し、その最期を見届けるために、万物の始まりにして終焉である「根源」を渇望して、渇望して、渇望して、死の蒐集を始めた。名を荒耶宗蓮という。 かつて、彼には遠い異国の学舎(まなびや)でひとりの好敵手がいた。名は蒼崎橙子。3つの原色のうち赤の称号を得た魔術師で封印指定を受けた最高位の人形師。ふたりは、いつかどこかでまみえる宿命だったのだ。 その場が、皮肉にも橙子の住む町に建つ、自身もが関わった螺旋の地だったのは、常に根源に至ろうとするモノを妨害すべく現れる「抑止力」のなせる技なのかは誰も知る由がなく。 抑止力――――そのひとつは、霊長である人間が我が世を存続させるべく、身勝手に願う無意識の集合体。もうひとつは、人間の活動などお構いなしの、この地球が生き延びるための生存本能。 果たして、そのどちらかがどう作用したかはわからぬまま、ふたつの不可解な事件が起き、無限に続くはずの日常から外れてしまった存在があった。その名は………。 両儀の家に生まれ落ちたからこそ得てしまった力と身体を持て余す、両儀式。その肉に未知への扉を見いだす、荒耶宗蓮。彼の企みに気付く、蒼崎橙子。思わぬ事態に翻弄されながらも揺らがない想いを抱く、黒桐幹也。……そして式と出逢い心惹かれる、臙条巴。 彼らの遭遇は、偶然か必然か。

    • 第六章 忘却録音

      第六章 忘却録音

      「白状するとね、式。わたしって特別なものが好きなの。っていうより、禁忌と呼ばれるものに惹かれる質みたいなんだ」 少女がそう、と自覚したのは、既に深く実の兄を本気で真面目に愛してしまっていた時だった。 けれどなぜか、その大切なきっかけを忘れていた。 聡明かつ可憐にて謙虚さを纏い、故に非の打ち所無く、ともすれば無敵だったかもしれなかった彼女の、それは出発点だった。 計画は完璧。粛々と進行中。兄に妹として認識される前に遠く離れ、己を磨き、一人の女性として出逢う…… しかして、その幼気(いたいけ)な願いは、しごくあっさりと両儀式という存在によって打ち砕かれる。 今、不本意な事に彼女は、式を駆逐する為、自ら蒼崎橙子を師と仰ぎ魔術の修行に身を投じたコトが思いっきり裏目に出て、とある事件を追いかけ当の本人と行動を共にする羽目に。 かくして、持ち前の生真面目さと利発さから、余計なことにうっかり本質に近付き過ぎてしまったり。その相手がどんなモノかも知らぬまま。 その危うさと情熱と無防備さが彼女の最大の魅力だと、果たして自身は気付いているのだろうか。 決して嫌いではない式、けれど兄を奪い、あまつさえ危険な目にさらしてしまう式。その式を大切にする兄。 複雑な思いを抱えた彼女は、事件を経て、複雑に生きているのは自身だけではない、という至極当たり前の事を思い知る。 同時に複雑だからこそ、あえて純粋に単純にどこまでも普通であろうとする彼の、深い孤独をも知る。

    • 第七章 殺人考察(後)

      第七章 殺人考察(後)

      「殺人と殺戮は違うんだ。覚えてる、コクトー? 人は、一生に一人しか人間を殺せないって」 心の底から「特別」になりたかった。 その願いが選択を誤らせた。否、あえて過ちへと導かれた。当時、それは最高にして唯一の方法だと信じて疑わなかったのだから。 それは4年前のこと。 1995年。彼と彼女は出逢う。 翌1996年、彼女は眠りに堕ちる。しかし、仄暗く芽生えた思いは、人知れず育まれ続けていた。  その二年後の1998年。彼女は目覚め、新たな時を刻み出す。 同時に、彼女を得る為の思惑も人知れず蠢いて…………今、4年後の1999年。 彼女をとらえる全ての仕掛けは破綻した、はず、だった。しかし、歯車は狂い出す。 4年ぶりに繰り返される通り魔殺人。夜ごと行われる人殺しは、彼女の内に潜む殺人衝動と、もう何処にもいない「織」を否応なく思い出させていた。 殺している、のは果たして「誰」だろう。 だからこそ、再び彼女は夜の街を徘徊し。 それゆえに、彼は彼女のために夜を往く。 殺人と殺戮の違い、特別である事と普通である事の違い、狂気と正気の違い、その正誤ではなく己の在りようだけが大切だったはずなのに、比べる事に囚われて――――――。 望んだのは、とても当たり前に大切な人と当たり前に生きていく、それだけの事なのに。その事をないがしろにした故の咎を、負う。

    • 終章

      終章

      ────四年前の一九九五年の三月 彼は、彼女に出会った。

    スタッフ

    • 3D監督

      中村慎太郎
    • あおきえい

      #1
    • アニメーション制作

      ufotable
    • キャラクターデザイン

      高橋タクロヲ
    • キャラクターデザイン・作画監督

      須藤友徳
    • キャラクターデザイン·作画監督·監督

      小船井充
    • キャラクター原案

      武内崇
    • 三浦貴博

      #6
    • 作画監督

      高橋タクロヲ
    • 制作プロデューサー

      近藤光
    • 原作

      奈須きのこ「空の境界」
    • 奈須きのこ「空の境界」

      講談社ノベルス
    • 小倉一男

      #3
    • 小笠原篤

      #6
    • 小船井充

      #3
    • 平尾隆之

      #5
    • 平松正樹

      ufotable
    • 撮影監督

      松田成志
    • 池信孝

      #5
    • 海老沢一男

      #4
    • 滝口禎一

      #4
    • 瀧沢進介

      #7
    • 監督

      野中卓也
    • 監督·キャラクターデザイン·作画監督

      滝口禎一
    • 美術監督

      衛藤功二
    • 脚本

      平松正樹
    • 色彩設定

      千葉絵美
    • 色彩設計

      千葉絵美
    • 衛藤功二

      #7
    • 製作

      劇場版「空の境界」製作委員会
    • 配給

      アニプレックス
    • 野中卓也

      #2
    • 音楽

      梶浦由記
    • 音響監督

      岩浪美和
    • 高橋タクロヲ

      #5
    • 小笠原篤

      #6
    • 平松正樹

      ufotable
    • 滝口禎一

      #4

    キャスト

    • コルネリウス·アルバ

      遊佐浩二
    • 両儀式

      坂本真綾
    • 両儀式の父

      杉崎亮
    • 学人

      高橋研二
    • 巫条霧絵

      田中理恵
    • 巫条霧絵

      田中理恵 (声優)
    • 橘佳織

      喜多村英梨
    • 浅上藤乃

      能登麻美子
    • 湊啓太

      浅沼晋太郎
    • 玄霧皐月

      置鮎龍太郎
    • 白純里緒

      保志総一朗
    • 秋巳大輔

      東地宏樹
    • 臙条巴

      柿原徹也
    • 荒耶宗蓮

      中田譲治
    • 葉山英雄

      石上裕一
    • 蒼崎橙子

      本田貴子
    • 蛍塚音子

      甲斐田裕子
    • 黄路美沙夜

      水樹奈々
    • 黒桐幹也

      鈴村健一
    • 黒桐鮮花

      藤村歩

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