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    魔弾の王と戦姫

    魔弾の王と戦姫
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    作品情報
    戦場を人の力が支配し、剣と馬が戦いの中心だった時代――。ブリューヌ王国とジスタート王国の国境で起こった些末な諍いは、やがて大国の思惑をはらみながら、二十数年振りの開戦に至った。ブリューヌ王国の兵は、およそ2万5千。総大将レグナス王子の初陣を華々しく飾るため、王は直属の騎士団以外にも出兵を命じ、辺境の小貴族すらも戦列に加わることになる。アルサスの若き領主ティグルヴルムド=ヴォルンも、王の招へいに従い、わずかな手勢とともに馳せ参じた1人であった。かたやジスタート王国は、5千の兵でこれを迎え撃つ。中心となるのは、ブリューヌ王国と隣接するライトメリッツ公国の兵たちである。勝敗の結果は、この時点ですでに明白かと思えた。だがブリューヌ王国は致命的な過ちを犯す。ジスタートの兵たちを率いるのは、伝説の竜具を与えられし戦姫の1人、エレオノーラ=ヴィルターリアであった。一騎当千の恐るべき力を、ブリューヌ王国の兵たちは身をもって味わうことになる。絶望が支配する戦場の中で、ティグルは残されたわずかな矢を弓につがえ、標的を定めた。その視線の先にあるのは、美貌と勇壮の象徴――戦姫である。ブリューヌ王国辺境の若き領主、ティグルヴルムド=ヴォルン。ジスタート王国の戦姫、エレオノーラ=ヴィルターリア。両者の邂逅が、のちに語り継がれる英雄譚の序章になるとは、まだだれも知る由もなかった。

    エピソード

    • 戦場の風姫

      戦場の風姫

      ブリューヌ王国の若き伯爵ティグルは、王の招へいに従ってジスタート王国との戦へと駆り出された。ブリューヌ優勢と伝えられた戦前の状況はやがて一変し、ティグルたちは瞬く間に蹂躙されてしまう。一人戦場をさまようティグルが出会ったのは、ジスタートの七戦姫の一人、“銀閃の風姫(シルヴフラウ)”ことエレン。ティグルは一矢報いようとエレンに弓を引くが、常識を超えた剣技の前に敗北を喫してしまう。だがエレンの口から語られたのは驚くべき言葉だった。「お前は今からわたしのものだ――」

    • 帰還

      帰還

      エレンの捕虜となったティグルは、決死の覚悟で潜入してきた老臣バートランと再会。ブリューヌの有力貴族テナルディエ公爵の軍が、故郷アルサスに侵攻を開始したという事実を知る。急ぎ故郷へと帰還しようとするティグルだったが、その前に立ちはだかったのはエレンだった。エレンは、ティグルの捕虜という立場を無視した行動よりも、無計画にテナルディエに立ち向かおうとする姿勢に疑問を投げかける。その問いかけにティグルが導き出した答え、それはエレンの想像を超えたものだった。「頼みがある――兵を貸してくれ!」

    • 甦る魔弾

      甦る魔弾

      テナルディエの息子ザイアンは、予期せぬティグルたちの反撃を受け、モルザイム平原にまで敗走した。安堵したティグルたちだったが、エレンはさらなる追撃を進言する。モルザイム平原はブリューヌ軍の騎士が得意とする戦場であり、兵力はいまだ3倍以上。劣勢を跳ねのけて進軍するティグルたちだったが、その勢いを止めたのはザイアンが操る地竜だった。その圧倒的な力の前に、倒れていく兵たち。だがエレンは冷静に反撃の機会をうかがっていた。「ちょっとした技を見せてやる――」

    • 凍漣の雪姫(ミーチェリア)

      凍漣の雪姫(ミーチェリア)

      アルサスの地に、つかの間の平穏が訪れた。エレンはジスタート国王ヴィクトールに申し開きをするために、ひとまず王都へと赴く。王の許可なくブリューヌ領内へ侵攻したことを咎められるエレンは、ヴィクトール王に事情を説明するが取り付く島もない。その窮地を救ったのは、同じ戦姫の一人、“光華の耀姫(ブレスヴェート)”ことソフィーだった。謁見を終え、安堵したエレンだったが、予期せず天敵と再会する。「戦姫としての自覚に欠けているわ」。その言葉の主は、“凍漣の雪姫(ミーチェリア)”ことミラであった。

    • タトラ山攻略戦

      タトラ山攻略戦

      代々テナルディエ家と深いつながりがあるオルミュッツ公国は、エレンをけん制するために、ライトメリッツ公国との国境へ兵を送り込む。ティグルは和平を望んで使者を送るが、ミラはその提案を拒絶。両国はやむなく開戦へと至った。もともと防御戦を得意とするミラは、タトラ山の城砦で鉄壁の防御を築く。ティグルは突破口を探し、タトラ山へと潜入。山中で食糧を確保しようとするが、同じ獲物を狙う者がいた。「そこのあなた、こっちに来なさい!」。目の前にいたのは、あろうことか敵軍の戦姫であるミラであった。

    • 黒騎士

      黒騎士

      「これが戦姫同士の、戦い――」。エレンとミラの竜技を駆使した戦いを、ティグルたちはただ見守るしかない。暴風と氷塊が吹き荒れる中、兵の中に紛れていた暗殺者・セラシュが飛び出した。セラシュはミラの命をも狙おうとするが、ティグルの放った弓がその行動を阻止する。結果としてミラの命を守ったことで、オルミュッツはティグルと中立の立場を表明する。だがテナルディエは、次の策を講じていた。テナルディエが差し向けたのは黒騎士ロラン。逆賊ティグルを討つために、ブリューヌ最強の騎士が出陣する。

    • 守るために

      守るために

      黒騎士ロランからエレンを守るため、重傷を負ってしまったティグル。銀の流星軍は撤退を余儀なくされ、エレンはやむなく、「人間に竜技を使う」という戦姫にとっての暗黙の掟を破ろうとしていた。一方、傷ついた身を推して、戦う術を思案していたティグルは、黒弓に導かれるままにある神殿へとたどり着く。そこは夜と闇と死の女神、ティル=ナ=ファが祀られた神殿であった。「力が欲しい?」――はたしてその声は黒弓か、女神のものか。声は力を欲するティグルに対し、恐るべき条件をつきつける。

    • 二千対二万

      二千対二万

      親友の危機を救うため、銀の流星軍から一時的に離脱したエレンたち。ティグルは残った兵たちを率い、ムオジネル軍の侵攻を阻止するために南へ向かった。ティグルが率いる軍勢は約二千、かたやムオジネル軍は二万と、その戦力差は約10倍。戦いの行方は火を見るより明らかだった。奇襲や戦略によって敵の消耗を図るティグルたちだったが、やがてムオジネル軍の本隊が到着。さらに別方向から接近する馬蹄の響きが、ティグルを焦らせる。「敵の増援? いや、あの旗は……」ティグルの前に現れたのは、意外な人物だった。

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      雷渦と煌炎

      ティグルと別れ、レグニーツァへ向かったエレンは、病床の親友サーシャとの再会を果たした。「エレン、冷静に聞いてほしい……」。サーシャから語られたのは、同じ戦姫である“雷渦の閃姫(イースグリーフ)”ことエリザヴェータによるレグニーツァへの侵攻だった。一方、疲弊したティグルたちの元に、ミラが四千の兵を率いて駆け付けた。ミラはムオジネル軍はもはや烏合の衆ではなく、“赤髭(バルバロス)”の異名を持つクレイシュが指揮を執ると警告する。ティグルとエレンは異なる地で、大いなる脅威に立ち向かおうとしていた。

    • オルメア会戦

      オルメア会戦

      銀の流星軍+オルミュッツ連合軍と、ムネオジル軍との戦いがオルメア平原で幕を開けた。ティグルたちは策を講じて善戦するも、『赤髭』クレイシュの戦略と兵力の前に、劣勢に立たされていく。ティグルは自身を犠牲にしてミラに撤退を促すも、彼女は戦姫としての誇りにかけて戦い続けると明言した。「君に誇りがあるならば、俺にだって意地がある」。最後まで戦い抜くことを誓ったティグルとミラの前に、新たな軍勢が出現する。彼らが掲げていたのは紅馬旗(バヤール)――ブリューヌ王国の軍旗であった。

    • 戦姫二人

      戦姫二人

      ムオジネル軍との戦いに勝利した銀の流星軍は、ペルシュ騎士団のエミールの好意でペルシュ城砦に滞在していた。エレンも合流し、つかの間の休息に安堵するティグルたち。だがレギンのある告白によって、急きょルテティアの都市、アルテシウムへと出立する。そのころ、5頭の竜を手に入れたテナルディエも機先を制するべく、アルテシウムへ進軍。さらに両軍の動きは、ルテティアの領主であるガヌロンも察知していた。「勝者のためにアルテシウムに置き土産を残してやろう……」。その日、アルテシウムは業火に包まれた。

    • 聖窟宮(サングロエル)

      聖窟宮(サングロエル)

      レギンが王族であることを証明すれば、アルサスの平和にもつながる――。ティグルたちは、当初の予定どおり “シャルルの聖窟宮”へと向かった。聖窟宮は、かつて建国王シャルルが王となる天啓を受けた地。ところが宮内では、すでにテナルディエが待ち構えていた。テナルディエとエレン、スティードとティグルが戦いを展開する中、突如として宮を激震が襲う。だがスティードは崩落をものともせず、冷徹に剣を振り下ろす。「ティグルーッ!!」。エレンの絶叫がこだましたとき、ティグルの前に人影が飛び出した。

    • 広がる世界

      広がる世界

      失意のどん底にいるティグルに、エレンは戦いを放棄することも1つの手段だと語りかける。それでも戦士の誇りは持ち続けるというエレンに、ティグルは自分にも意地があることを思い出し、心を奮い立たせるのだった。翌日、ブリューヌ王国宰相ボードワンがティグルの元を訪れた。ボードワンは一刻も早く、レギンをブリューヌ王の元に連れて行くことを進言する。だが、追い詰められたテナルディエが、その行く手を阻むことは明白だった。「──最後の決戦だ」。アルサス、そしてブリューヌの未来をかけ、ティグルはテナルディエ軍と相対する。

    スタッフ

    • CGディレクター

      畑山勇太
    • CGプロデューサー

      橋本トミサブロウ
    • KADOKAWA

      メディアファクトリー
    • アニメーション制作

      サテライト
    • エフェクト作画監督

      酒井智史
    • キャラクターデザイン・総作画監督

      椛島洋介
    • キャラクター原案

      片桐雛太
    • サブキャラクターデザイン

      いとうまりこ
    • デザインワークス

      石川寛貢
    • プロップデザイン

      秋篠 denforword 日和
    • 原作

      川口士(MF文庫J)
    • 川口士

      MF文庫J
    • 撮影

      T2 studio
    • 撮影監督

      岩崎敦
    • 監督・シリーズ構成・脚本

      佐藤竜雄
    • 編集

      定松剛
    • 美術

      スタジオKAIMU
    • 美術監督

      甲斐政俊
    • 美術設定

      ニエム・ヴィンセント
    • 色彩設計

      篠原愛子
    • 製作

      魔弾の王と戦姫製作委員会
    • 音楽

      横山克
    • 音楽制作

      KADOKAWA(メディアファクトリー)
    • 音響監督

      本山哲
    • 馬術アクション

      赤堀重雄
    • KADOKAWA

      メディアファクトリー
    • 川口士

      MF文庫J
    • 馬術アクション

      赤堀重雄

    キャスト

    • アレクサンドラ=アルシャーヴィン

      小松未可子
    • ヴァレンティナ=グリンカ=エステス

      原田ひとみ
    • エリザヴェータ=フォミナ

      小林ゆう
    • エレオノーラ=ヴィルターリア

      戸松遥
    • ザイアン=テナルディエ

      木村良平
    • ソフィーヤ=オルベタス

      茅野愛衣
    • ティグルヴルムド=ヴォルン

      石川界人
    • ティッタ

      上坂すみれ
    • ナレーション

      小杉十郎太
    • バートラン

      菅生隆之
    • フェリックス=アーロン=テナルディエ

      松本大
    • マスハス=ローダント

      飯島肇
    • リムアリーシャ

      井口裕香
    • リュドミラ=ルリエ

      伊瀬茉莉也
    • ルーリック

      興津和幸
    • ロラン

      東地宏樹

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